抽象性回路(Sensing Circuit)は、コレクティブ回路グループに属する副回路で、抽象性(Abstract)に基づきます。テーマキーワードはシェア(Sharing)。7本のチャネルで構成されます。
チャネル一覧
| チャネル | ゲート | センター接続 |
|---|---|---|
| 64-47 | 64(完成の前)・47(理解) | ヘッド ↔ アジュナ |
| 11-56 | 11(平和)・56(刺激) | アジュナ ↔ 喉 |
| 36-35 | 36(危機)・35(変化) | 太陽神経叢 ↔ 喉 |
| 13-33 | 13(聴く者)・33(隠退) | Gセンター ↔ 喉 |
| 29-46 | 29(コミットメント)・46(肉体) | 仙骨 ↔ Gセンター |
| 53-42 | 53(新しい始まり)・42(成長) | ルート ↔ 仙骨 |
| 41-30 | 41(減少)・30(燃える炎) | ルート ↔ 太陽神経叢 |
この回路の役割
抽象性回路は、体験のサイクル(Experiential Cycle)を通じて人生を経験し、その後に意味を見出していく回路です。
この回路のエネルギーは感情の波(Emotional Wave)に駆動されます。渴望から期待が生まれ、やがて退屈や失望が訪れ、その停滞が次の新しい体験への衝動を生み出します。この周期的な運動が、人類の進化を前に押し進めてきました。
体験している最中にはその意味がわからなくても、時間が経ってから「そういうことだったのか」と理解が訪れるのが、抽象性回路の特徴です。体験を完成させてから次に進むことが重要であり、途中で投げ出すと学びが得られません。
論理性回路が脾臓センターの生存意識と論理で「未来を予測する」のに対し、抽象性回路は太陽神経叢センターの情緒と欲求で「過去の体験を意味づける」回路です。論理性回路の視点からは非効率に見えることもありますが、抽象性回路の体験的プロセスは人間進化に不可欠なものです。
社会の過去の体験への反省が歴史の根基を築いてきました。抽象性回路を持つ人は、人類の智慧の貯蔵庫としての遺伝的な役割を担っています。過去から価値ある部分を選び、濃縮し、言葉にして現在にシェアし、未来を照らすことは一つの技芸です。
この回路のエネルギーを持つ人
抽象性回路のチャネルが定義されている人は、豊かな体験を経て、そこから得た気づきや物語を他者とシェアすることで力を発揮します。文学・歴史・文化・物語は、この回路が積み重ねてきた叡智から生まれています。
- 体験の途中で結論を急ぐと、反省から得られる知恵が浅くなりやすい
- 感情の波に巻き込まれて衝動的に次の体験に飛び込むと、同じパターンを繰り返すことがある
まとめ
抽象性回路は、経験からの反省を通じて社会の集合意識を進化させる、最も人間的な回路です。詳しくはコレクティブ回路グループの記事もあわせてご覧ください。